しゅぴーげる

オイレンシュピーゲルWag The Dog』冲方丁
個々で比較した場合キャラクタ面に関して断トツでこちらのほうが好みなため、作品としても此方のほうがすきなんだけれども、ここまで事象が絡み合ってくると二つを一つとして捉えることで初めて作品自体の評価を下す権利が読者に与えられるのかもしれないなあ、とか思ったり。
初期段階からしてあっちチーム、すなわち”レベル2”に比べて人格面で正常に近かった”レベル1”であるこちらのチームなので心理描写面の遣り取りが最高に面白いのだけれども、全員が”レベル3”を体現してしまうことによる反動というか、軋みみたいなものも出てきて今後にやや不安も。
まあそれはさておき、二つで一つ、表裏一体であるこの二つの作品は、一気に読破、なんなら交互に速攻で読み返しても良いんじゃねえかなー、とか思うぐらいの満足感を得られる結果に終わったわけでしたとさ。
117冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)