灼熱

『灼熱のエスクード2 LADY STARDUST』貴子潤一郎
物語自体はどんどん佳境に向かっており、手に汗握る展開の連続ではあるのだが、どうも燃えない。
シリーズ開始当初、及びその前の短編集なんかと大分変わってきてるのだが、まあ作家として熟成してきたってことなのかなあ。

ただ、今回一気に物語が進み、結果としてのご都合主義前回というか過酷過ぎる運命の悪戯に苦笑いというか、まあそんななんともいえない気分。
当面の問題を解決するために必要な状況は整ったものの、根本的な問題の解決からは更に一歩遠ざかってしまったというか。
いやはや、地味ながらも一応主役を張り続けてきた薫君だが、そろそろ真正面から自分に運命に立ち向かってくれることでしょうさ。
178冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆)