二冊

ヴァルプルギスの後悔 Fire1.』 上遠野浩平
ポイントとしては、最も愛するシリーズでありながら暫くなんの音沙汰もない”事件シリーズ”における重要人物を示唆するかのようなテーマ、つか直接その名前が語られたことや、あくまでもこれは”霧間凪”というか”二人の魔女”を主に据えた物語であるが故に、”不気味な泡”は端役ですらないんだなあ、という事実。
物語の構成だとか遠まわしすぎる言い回しとか漂ってる空気なんざな、相変わらずな上遠野ワールド全開であるのだけれども、まあ。
ということで普通に楽しめはしたが、最近わけわからなくなり続けていた”世界”と”統和機構”に関する情報などが更に流出してきてもう対応不可能になってしまっていることだけは不満といえば不満かもしれん。
201冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

ガンパレード・マーチ 九州奪還3』榊涼介
狂気なくして戦いなんざやり続けることはできないんだろうけれども、狂気も過ぎれば毒でしかない。
最早満身創痍、心も体もズタズタになりながらも九州で戦い続ける少年少女やおっさんおばさん。
希望的観測の全てを打ち払い、現実的シミュレーションに基づき整えた敗走後の次善作が功を奏しているものの、状況は未だ不透明。
はてさて、いったいいつまで彼らに苦難が振り続けるのか。
202冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)