やっぱ藤田和日郎はすげえと思う、それはそれとして今日の所は

東京ヴァンパイア・ファイナンス真藤順丈
第15回電撃小説大賞<銀賞>受賞作。
真夜中に颯爽と現れ訳ありの人々に低金利で高額融資ををする<090金融>を営む万城小夜と、彼女に噛み付かれた債権者達の群像劇。
パートごとに債権者自身の主観で描かれる一連の物語は、過激な表現の中に妙なリアリティをもって読者の想像を掻き立てる。
知らず知らず引き込まれていき、一つ一つのバックボーンが繋がると共に一気に視界が反転し、圧倒されるうちに終幕へと至る。
所々難はある感じだが、純粋且つ混沌とした感じが非常に俺好みであり、大満足の出来る一冊だった。
54冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)