涅槃の王

『涅槃の王 巻ノ序』夢枕獏
仏陀が悟りを開くまでを描く超絶ファンタジー。
山より尚高い大木を上りつつ化け物どもと大乱闘。
どこからどう読んでも夢枕作品でしかないものの、20年以上前からスタイルを維持し通けて尚最前線にいるってのは正直凄い。
100冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

『涅槃の王 巻ノ壱』夢枕獏
こっからが仏陀物語の本番。
前巻の経験によりテーマが不老不死から宇宙に転じたが、それはそれとして周囲の連中が望むのは不老不死。
正直100歳超えてから不老不死になって何か幸せなんだろうかとか悩まざるを得ない場面もあったりするが、それはそれ。
登場キャラとしては巻ノ序に比べると比較的まっとうなやつらばかりだが、おどろおどろしさは遥かに増してくる。
101冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

『涅槃の王 巻ノ弐』夢枕獏
ザラ編突入、同時に35年前の真実が語られ始める。
というか本編よりも35年前の描写の方が今後多くなってくるのだが、それを含めての涅槃の王である。
相変わらず夢枕節全開であり、不要とすら思えるほどに濃密な描写が次々に行われ、世界観自体は深みを持つが物語的には薄っぺらくもある。
まあそれが好きだからいいんだが。
まだまだ物語が語られ始めている段階でしかないのだが、それでもやはり、面白い。
102冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

『涅槃の王 巻ノ参』夢枕獏
一冊丸ごと過去語り。
一箇所未来と繋がる瞬間があったが、まあそれは最後のお楽しみ。
光景を描くと吐き気すら襲ってくるシーンが多数登場だが、まあそれも含めて夢枕獏
ようやく本編再開への布石が終わったので、こっからは一気に突き進む。
103冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)