神々

神々の山嶺(上)』夢枕獏
夢枕獏至高の傑作。
珍しく上下巻で一人の男の生涯を描き、人類の見果てぬ夢の一つを表現しつくした作品。
山を登る、ただそれだけの生産性もないシンプルな行動と衝動を抱く山男の哀愁と魂。
当然のように色んな歴史や小ネタを交えつつ、雄雄しく物語は紡がれていく。
上巻では広義の異味での登場人物紹介とバックボーンが展開されるだけであり、真の読みどころは下巻に集約されている。
107冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)