『ソードアート・オンライン 1 アインクラッド』川原礫
率直に言うと“クリスクロス”と“.hack”の同類。
設定や表現自体が多少違うだけで根底に流れるのは同等。
まあそういうのが好きな人からすると美味しいご馳走だが。
前者二つは巻き込まれた直後の状況を描いているが、今回の場合状況発生から二年という時間を過ごした上での物語なため、必死さの中に一種の諦めや狂気が潜んでおり、その部分は他の作品にはない読みどころだったと思う。
タイトル的に次巻に続く、的終わり方をするかと思いきや、本編的な部分はこの一冊でキッチリ纏め上げているのも感心。
起承転結にも富んでおり、充分良作と言えよう。
112冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)