空海一気読み

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三』夢枕獏
物語の鍵は全て揃い、またまた恒例の作中作を交えつつ物語は終幕に近づく。
ぼちぼち歴史的部分を読むのがだるくなってきたのは作品的に面白くないからではなく、単純に俺が当時の中国を好きじゃないからなんだが。
まあそれはそれとして、仏教的素因を絡めるたびに語られる色即是空なやり取りは定型的過ぎて最早字数稼ぎにしか見えないんだが。
これも、夢枕作品を読みすぎたせいといえなくもないか。
141冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四』夢枕獏
完結。
途中明らかに流し読みしたが、物語から溢れ出す力の奔流に飲み込まれそうになった。
この時代、或いは空海という男自体に興味がある読者にとっては、ご馳走とも言える作品だったんだろう。
俺としては大枠だけで充分楽しめたので良し。
142冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『魔獣狩り(暗黒編)』夢枕獏
エンターテイメントにそんなこと言い出すのはどうかと思うが、こいつら感染症平気なんだろうか。
さて、終わる終わるといい続けて未だ終わらぬ魔獣狩り。
本来の三部作中の第二作目。
多少の登場人物の追加はあるものの、一応一冊目で張られた伏線に基づいて物語が進行中。
本人あとがきで書いてるとおり、強制的に挿入される濡れ場がうざくて仕方ないが。
143冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)