曼荼羅

『美空曼荼羅』夢枕獏
物語ってのは広げた風呂敷を畳みきることで完結するべきだが、これに関しては一冊で完結してるふりをしつつただひたすらに広げ続けることに固執したかのような、この後延々と続くこととなる長大な物語の中の数多きプロローグの一つとしての体裁を整えた感じ。
主役は一応美空で美味しいところを全てもっていくものの、実質的テーマは今後重要となる四殺という存在自体であるし。
まあ相変わらずの夢枕獏ってのだけは確実である。
165冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆★)