2さつ

『戦う司書と絶望の魔王』山形石雄
クライマックス。
絶望の魔王であるルルタの過去、そして2000年前に起きた一度目の滅びの真実。
武装司書、神溺教団、その設立・目的に至る全て、それらが白日の下に曝され、物語は最後にむけて駆け出す。
これまでに紡いだ物語の全てが絡み合う。
恋に始まった物語の終幕はやはり恋なのか、とてつもない期待を胸に最終巻を待ち焦がれよう。
225冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)

『ファミリーポートレイト』桜庭一樹
途方もなく緻密に構成された一人の幼子の世界を、そのまんま文字に換えて読者にたたきつけてくるかのように圧倒的な文章。
二転三転というよりは七転八倒って感じのシナリオ展開だが、事実上常に沈み続けているので転じようがない、みたいな。
微妙に流し読みだったことを読了直前に反省してしまう俺ではあったが、異常とも言える文章力は冗談抜きで凄すぎる。
226冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆★)