大満足

“文学少女”見習いの、傷心。』野村美月
見習いの一直線さと無神経っぷりにイライラさせられる。本編で残された伏線なんかを着実に回収しつつ登場人物たちを成長させたり堕落させたりと物型は順調に未来に突き進んでいる様子。ただまあ、相変わらず想像を絶するようなエンディングで次回に続く手法は見事すぎて今回は文句ありありなんだがどうしてくれるんだろう。
4冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

『難民探偵』西尾維新
事実上ミステリーとかそういうのではない、まあいつのもとは多少毛色の違う維新作品。就職難民とネカフェ難民を弄りつつ実のところさほど不思議ではない殺人事件の捜査を行うという。途中でネタは読めたのだが、まあこの人の作品においては別段どうでもいい部分という気がしてならないが。敢えてハードカバーで出版した理由はわからんが、きっと続編も俺は買うのだろう。
5冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

天地明察冲方丁
数学者渋川春海の半生を描いた歴史書。4大将軍の御代において、改暦を明治られた、碁打ちにして数学者たる男が半生をかけて導き出す貞享暦にいたるまでの道のりを見事に描き出す。読みやく構成された文章と引き込まれ続ける展開。いきいきとした人物描写と、心を鷲掴みにされるような心理描写。すべてにおいて、素晴らしい。
6冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)