『妖説太閤記<下>』山田風太郎
秀吉のやりたい放題っぷりが、すとんと胸に落ちてくる感じ。歴史という名前の大河のことは、事実、以降の人達にとっては空想の産物でしか無いわけで、それの捉え方や描き方はそれぞれであり、それは読み手にとっても同じこと。いくつもの物語を重ねあわせて己の真実とするわけだが、英雄たる存在が悪逆非道の悪人であったとしてもおかしいことはない。どんな描き方をされたところで、やはり俺が一番好きなのは豊臣秀吉、その人である。
106冊目(☆☆☆☆☆☆☆☆☆)